特定の曲やアルバム目当てで再生ボタンを押すのはもちろん楽しい。だけど色んな曲を雑多に楽しみたい時にやるのが、「全曲シャッフル再生」である。
私は年季の入ったWalkman使い且つXperia妖怪なので、PCではMedia Goで曲の取り込みと管理、スマホではSONYのミュージックアプリで再生している。使い勝手は決して良いとはいえない(むしろどんどん改悪していってる)けど、もう腐れ縁みたいなものなのでしばらくこの環境は変わらないと思う。
全曲シャッフル再生の何が良いって、普段なら自らすすんで聞かないような曲をじっくり味わうことができるところ。取り込んだまま全然聴いてないままの曲も多いので、新鮮な気持ちで曲に出会えるのも楽しい。
スマホに入れてる曲が雑食なので、全曲シャッフルするとそうくるか!?みたいなチョイスされたり普段能動的に聞かないような曲が流れてきて楽しい
— みやま (@miyamachronicle) 2017年5月10日
そういうわけで、全曲シャッフルで再生された10曲を簡単にレビューする記事を書くことに至ったわけである。
2017.5.15 (Mon) PM9:00 #shuffle10songs
Happiness – 嵐
作詞:Wonderland、作曲:岡田実音、編曲:北川吟
出だしの1小節目のギターを聴いただけでテンションがわかりやすくアガる、タイトル通りのハッピーチューン。この曲にはソロパートがないため、嵐の強みといえるユニゾンが全編通して明るく弾けて、まさに歌詞通り走り出したくなる。
2007年リリースということは10年前というわけだが、全然古臭くないし、王道のポップソングとして嵐にはずっと歌っていてほしい曲のひとつである。カップリングの「Still…」もすこぶる名曲なのでおすすめ。
キミとのキセキ – Kis-My-Ft2
作詞・作曲:市川喜康 / マシコタツロウ / ha-j、編曲:CHOKKAKU
キスマイのシングルは3月リリースのダンス曲*1がサウンド的にとても好きなのだが、夏リリース曲*2も突き抜けるようなキャッチーさが印象的である。
随所に散りばめられたコーラスワークや、オクターブで進行するベースについつい体を揺らしてしまう気持ちよさがあるし、Aメロの低音からサビ頭の高音までメロディラインの音域が割と挑戦的なのも好きだ。
Shadow behind – LOVE PSYCHEDELICO
作詞・作曲:LOVE PSYCHEDELICO
一時期デリコにハマってよく聴いていて、5thアルバム「ABBOT KINNEY」からのシングルカットされたこの曲は特に再生回数が多かった。ポップ・ロックやカントリーのようなサウンドと、KUMIの舌っ足らずな英語&日本語の混じったボーカルが聴いてて心地いい。
Wikipedia見てたら7月に4年ぶりにアルバムがリリースされるらしい。夏の楽しみがまた一つ増えた。
チームB推し – チームB
作詞:秋元康、作曲:吉野貴雄、編曲:武藤星児
アイドルの自己紹介ソングは数あれど、メンバーが変わっても名前や歌詞を入れ替えることで永遠に使い続けられるから、本当によくできている曲だと思う。
多くの自己紹介ソングはAメロBメロでメンバーの自己紹介をして、サビはグループ全体のことを歌うパターンをとっている。「チームB推し」ではサビでメンバ―の名前を連呼し、合いの手をこれでもかと入れ、ただのわちゃわちゃソングかと思ったらエモーショナルなフレーズも入れてくるのが怖い。
大勢いると迷うでしょ?誰か一人を応援して!
パフォーマンスが目を引いたら 推し変したって構いません
成長してるチームB観に来てください どんなに売れてもここで歌っています
I Know You Were Trouble – Taylor Swift
作詞・作曲:Taylor Swift / Max Martin / Shellback
「RED」がリリースされた当時、私はフィリピンに語学留学していた。同世代の先生たちとキャッキャしながらテイラーとか1Dの曲を聴いていた思い出がよみがえる。
カントリーっぽく始まって、サビでダブステップのベースサウンドが印象的。「あんたみたいなやつと付き合ってた私がバカだったわ~~うんざりだわ~~てかもう新しい彼女いるんかーーい」的な歌。
悪魔な恋 – 中山優馬 w/B.I.Shadow
作詞:ma-saya、作曲:Magnus Funemyr / Emil Gotthard / SHIROSE / GASHIMA、編曲:白井良明
中山優馬がジャニーさんの超絶お気に入りジュニアだった頃にリリースされた曲。B.I.Shadowは現・Sexy Zoneの中島健人・菊池風磨、Jr.内ユニットSixTONESの松村北斗・髙地優吾によるユニット。
曲は至極真っ当なミディアムバラード。当時のメンバーの平均年齢が14歳そこそこだったことを考えると何でこの曲調を歌わせようと思ったのかよくわからないけど、ビジュアルがローティーンにしては化け物級の精悍さだった中山優馬を活かすのはアッパーチューンじゃないのはわかるような気がする。
MONSTERS – The MONSTERS
作詞・作曲:Shingo Katori / Tomohisa Yamashita、Produced by Jeff Miyahara
香取慎吾と山下智久のドラマ共演がきっかけで結成されたユニット。二人の共作とはなっているが、この曲のダンスミュージックのセンスは間違いなく山下のソロ路線の世界線である。
ボーカルバランスとしては香取7:山下3という感じなのだが、山Pはこういう無機質な曲との相性が抜群に良すぎる。ゲストボーカル的な感じでも耳に残るインパクトを残している。
この路線なら山下のSUPERGOOD,SUPERBADがめちゃくちゃオススメ。
亀と山P 背中越しのチャンス
NEVER × OVER 〜「-」IS YOUR PART〜 – KAT-TUN
作詞:Koki Tanaka / Minori、作曲:Hans Johnson / t-oga / NAO / ATSUSHI / Tatsuya Ueda / King of Slick / Magnus Funemyr、編曲:Hans Johnson
5人時代KAT-TUNの自己紹介ソング。メンバーのソロ曲をサンプリングして1曲にまとめているのだが、某ボカロ曲と酷似していると騒動になったのも遠い記憶…。まだ田中と田口がいる頃、しかも赤西脱退後初のシングルのc/wなんだぜ…。
KAT-TUNはもろもろの騒動を抜きにしても、曲がすごく好きなの多いからそろそろ再始動してほしい。3人KAT-TUNの音楽性がどうなっていくのかすごく興味がある。
365日家族 – 関ジャニ∞
作詞:田中花乃、作曲:谷口尚久、編曲:大西省吾
「365日家族」だけで3曲同じ曲が入ってて何でやと思ったら、シングル・アルバム・ベストアルバムで3曲分だったという誰に向けるわけでもない報告。
歌い出しが大倉なのは、この曲が彼が出演していたTBS系ドラマ「生まれる。」の主題歌だったからだというのを思い出すのに2コーラスかかってしまったくらいにはドラマを見ていないし、何なら錦戸亮関連ドラマのタイアップだと思い込んでた(ごめん大倉…)。
気のいい関西の兄ちゃんたちにこんなアットホームなバラード歌われたら泣かずにはいられない、と思わせるあたたかい歌詞と曲が魅力的である。
あわせて聴きたい:ジャム(通常盤)
少年 – Mr.Children
作詞・作曲:桜井和寿、編曲:小林武史 & Mr.Children
さほどロックを追っかけてなくてもミスチルの曲はいくつも知ってるって人、結構多いんじゃないかと思う。90年代から現在まで30年近く人々に愛される曲を作り続けているって本当にすごい。
「少年」は、重厚なバンドサウンドがそこまで起伏なく進行していくが、頭から最後まで飽きずに聴き続けられるのはドラマチックな歌詞が一助になっているに違いない。
Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25 – Mr.Children
Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25 – Mr.Children
おわりに
シャッフル再生で流れてきた10曲をレビューしてみたが、案の定ジャニーズばっかりになった。多種多様に聴いているつもりなんだけどな。
まだまだ幅の広げ方が足りてないってことかもしれないので、節操なくいろんな曲に出会っていきたいと思う。
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